フランチャイズ経験者が語る「失敗するつもりでやると成功する」

フランチャイズ経営

フランチャイズ経営は成功もあれば当然失敗もある!

街を歩いていれば新しくオープンする店を見かける。日本中で毎日多くの店が将来へ夢を抱いてオープンしている訳だが、それと同じくらい毎日多くの店が閉店に追いやられている。それが現実だ。

預金の中でやりくりし店を閉店できれば良いほうで、たいていは銀行の口座に一銭もなくなるばかりでなく借金を抱えたままどうしようもなく閉店する。倒産することになれば最悪自己破産しなければならない。

フランチャイズをやるにあたって「フランチャイズなのだから加盟すれば誰もが成功する」そんな概念はまず最初に捨てることから始めるべきだ。

フランチャイズとは?

店をオープンすると一言で言っても自己資金で自分独自のやり方でオープンする店もあればフランチャイズのオーナーとしてオープンする店もある。

フランチャイズとは、独立開業の経験がない人であったとしても、あるいは全くノウハウがない人であったとしても「独立開業」を切り開くことができるアメリカで生まれた画期的なシステムだ。フランチャイズの代表的な業態としてはコンビニエンスストアや飲食業、塾などが有名である。

フランチャイズに加盟することにより、誰もが知っている看板を立てられるだけでなく、フランチャイズ本部から仕入れルートや運営マニュアルといったノウハウを拝借することができる。またフランチャイズを行っている企業はある程度ブランド力があるため、オープンして必死に客を集めなくても自然と集まってくる。

その為、自分のお店を出すよりもフランチャイズで独立開業した方がリスクは低くなる。倒産件数においても通常のビジネスよりも5分の1の割合という低さだ。

他店舗の情報を収集し年間の売上から利益を緻密に計算できる為、リスクを極力抑えられる。それがフランチャイズの最大のメリットと言ってもよい。実績がなくとも短期間で売り上げを期待することができるのだ。

フランチャイズの仕組み

フランチャイズはフランチャイズ加盟店(フランチャイジー)がフランチャイズ本部(フランチャイザー)からノウハウを享受する代わりに売上の何パーセントかをロイヤリティを支払わなければならない。

ロイヤリティの額は業態によっても違うし加盟する企業によっても違う。ロイヤリティに関しては一定の額を支払えば終了と言うわけではなく営業している限り永久的に支払う必要がある。たとえ経営ノウハウを習得して自分でやっていけると思っても加盟している限りはその義務を負う。このロイヤリティが後々自分の首をしめていくことになるが割り切って付き合うことができれば効率的に収益を上げていくことができる。

私はとある飲食店のフランチャイズ経営をしている。本職ではなくあくまで副業というスタンスで始めた。フランチャイズは手軽に個人事業主になってビジネスを展開できることに興味を持ち、いろいろ調べて今のお店の経営にたどり着いた。

フランチャイズのお店は最初はいろいろ教えてくれるから良いと思っていても、やっていく内に自分のやり方でやりたくなってくる。もっとこういう風にしたら客を集められるのに・・・。しかしそうはいかないのがフランチャイズだ。

だからここであえて言っておく。自分のやりたいようにしたいのであればフランチャイズはするべきではない。

自分で仕入れルートを確保できるのなら自分で商売を始めればよい。

自分でお客を集められるノウハウがあるのなら自分の店を開業すればよい。

ただ「安定的に収益をあげる」ということだけに徹するのであればフランチャイズはあなたにとって力強い見方になってくれるだろう。

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フランチャイズをするにあたっての資金

1)加盟金

フランチャイズを行うにあたっての資金を見てみよう。加盟するにあたってはまず最初に「加盟金」を支払うことになる。これがいわゆるフランチャイズ契約を行うと言うことになり、物件探しから店舗運営までトータルにサポートしてくれるようになる。それと同時に「私は加盟する企業のやり方を遂行し一切の独自のやり方を行いません」という約束にもなる。当然だが本部に内緒で勝手にいろいろやってしまうとペナルティーになるばかりか最悪の場合、違約金を支払うこともある。とあるコンビニエンスが残った弁当を値下げして販売し裁判沙汰になったこともある。

2)開業資金(物件所得費)

加盟金はあくまで本部との契約資金ということになるだけなので、それだけでは店を運営できない。「開業資金」が必要になる。コンビニエンスストアの場合、この開業資金は低く設定されている。フランチャイズ本部が大企業ということもあり初期費用は本部が用意してくれる。少ない資金で独立開業出来るため毎年コンビニエンスストアのフランチャイズ加盟する人が多いのだと言える。フランチャイズ本部は支払った初期費用はロイヤリティで回収していくシステムだ。

ほとんどのフランチャイズの場合はある程度まとまった資金を用意しなければならない。まず店舗を運営していく場所を確保するための「物件所得費用」が必要となる。その時この額が意外と高いことに気づく。私の場合、家賃30万円の物件で約300万くらいは必要だった。

3)開業資金(内装工事費)

物件を取得すると今度は店を作っていかなければならない。飲食店であれば内装デザインを決め、看板を立て、キッチンを入れ、テーブルや椅子、メニュー表、ポスターなどあらゆるものを用意しなければならない。私の場合、全ての費用を含めて1,500万円くらいはかかったと思う。

物件はスケルトンを選んだのでこれだけかかったが居抜き物件であればもう少し抑えられるだろう。

ここで注意して欲しいのは妥協して物件を選ばないことだ。ギリギリの資金で探した場合、「ここでもまぁいいだろう」と思ってしまうことがあるがとても危険だ。一度店を出したら賃貸マンションみたいに簡単に引越しすることはできない。どんなに売上が悪くても場所を変えることはできないということをしっかり把握しておかなくてはならない。再度物件を取得して内装工事なんか出来ないのだ。

いくら賃貸会社に勧められても、いくらフランチャイズ本部に勧められても、ここで大丈夫かな?と不安に思ったら違う物件を探すことだ。たとえ3ヶ月かかっても半年かかっても1年かかってもだ。一度店を出したら店舗の場所は帰られないのだ。

4)開業資金(求人費)

店が完成したら、または店の内装工事を行っている段階で、人を集めるために「求人費」がかかる。これはフランチャイズによって異なり、最初の加盟金の中に一部含まれている場合もあるが、その費用で集まらなければ後は実費で集めなければならない。

これがなかなかの費用がかかる。少子化の現在においてフランチャイズに限らず日本国内の会社は人が集まらない現実を抱えている。求人をだしても人があつまらないのである。

駅中にあるような好立地の場所ならまだしも、駅から徒歩10分以上かかるような郊外の場所なら1回や2回求人を出したくらいでは集まらない。

一時期はバイトの鉄板であるコンビニエンスストアであれば日勤でも夜勤でもすぐに集まったが今はそうはいかない。人がいない時は自分が出勤する覚悟をもっておこう。

5)開業資金(広告費)

コンビニエンスのフランチャイズであれば、本部がテレビCMなどを流してくれているので特に大きな広告費はかからないが、そうでない場合はチラシなどで宣伝する必要がある。予算に余裕があれば近隣地域を含め10万部くらいは撒いたほうが良いだろう。広告費はピンきりだが10万~50万くらいは見ておいた方がよい。

6)ロイヤリティ

このロイヤリティは運営を行った段階で始まる。売上に対してのパーセンテージを支払うが、額については最初の契約の段階で取り決めている。

以上がフランチャイズを行うにあたっての費用だが加盟金を除けば、自分で開業するのとさほど変わらない。意外と費用がかかると思った人もいると思うがフランチャイズ加盟しているとノウハウがあるので自力よりも安心感はある。安心できるフランチャイズ本部なら、初期費用も無事に回収していくことが可能だといえる。

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フランチャイズは自己資金の5割が理想

フランチャイズを行うにあたって上記に記載したようにある程度まとまった資金が必要になってくる。そこで大切なのが現在の自分の預金額を把握し計画を立てることだ。

まちがっても全財産をかけてフランチャイズをするのは辞めておいたほうが賢明だ。フランチャイズといえども独立には変わりないしリスクもある。100%成功する保障はない。

ビジネスを成功させるうえで大切なのは資金管理なのだ。競馬場へ行って全財産をかけて複勝を狙いに行くよりも、もっているお金の半分を使って単勝を狙うほうが賢い。馬券が当たっても大きな配当はないがしっかりと利益になる。逆に失敗しても半分のお金は残っているのでちがう道を探せる。

成功を前提にビジネスをするとその分リスクも大きくなる。「失敗するつもりでやると成功する」ある意味そんな考えの方が上手くいく。

フランチャイズは運営よりも人材を重視すること

フランチャイズビジネスは本部のノウハウによって運営していくことになる。よって個人事業主ではあるが企業の社長のように経営方針を打ち出していく必要はない。

フランチャイズビジネスにとって成功できるか失敗するかは人材管理をしっかりできるかにかかっている。

失敗する人の典型的なパターンは自分がオーナーなので一番偉いと思ってしまうことだ。自分が一番偉いのだから自分の考えにスタッフ皆をそれに従わせようとする。

あなたがもし働く側だったらどうだろう?嫌なオーナーの下でずっと働くだろうか。私なら働かない。すぐに退職して違う会社を探す準備をする。

私も最初そうだった。どこかで傲慢になっていた。やっぱりそんなオーナーだから良い人材はみんな辞めていった。

良い人材がいなくなると、どうしても接客レベルが落ちる。いくら知名度のある店であっても印象の悪い店員がいると客はこなくなる。

さらに優秀ではないスタッフ同士だとまとまりがなくなり誰かがまた辞めていく。そればかりか求人募集をかけてせっかく入ってきた優秀なスタッフさえ続かずに辞めてしまう。

スタッフがいなくなり、売上が落ちていき、最終的には自分の首をしめることになる。

フランチャイズビジネスで成功させるためには何よりもスタッフを大切にすることに尽きる。

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